初登場のときには、僕の名前の由来をお話ししていましたが、予期せぬ速さで、ジョン万次郎のごとく、果てのない広い世界を見に行くことになりました。
この世に生を受けて半年、新しい家族と過ごしたのは僅か4ヶ月でした。
やさしいおばあちゃんと一日中おしゃべりをしたり。ひらひら動くリボンを夢中で追いかけたり、夜、眠る時はお母さんのベットに入って長いしっぽでお母さんのおでこをペタンペタンとリズムよくたたいてお母さんを寝かしつけていました。

楽しい毎日でしたが、どうやらこの世には、猫コロナウイルスという悪者がはびこっているらしく、この悪者を退治するために、ぼくは戦いの旅に出かけることにしました。
この悪者は、普段はそれほどの悪さもせず、誰にも気付かれないようにこっそりと隠れているらしいのです。
でも、いったん正体を現すとそれはそれはひどい悪行三昧。絶対に許せません。
ぼくの力だけではとうていかなう相手では無いようですが、ブリーダーさんが力を貸してくれればこの悪者を根こそぎ退治することもできるはずです。どうか、ぼくに力を貸して下さい。
でも、気を付けないと・・・・この悪者を世の中に送り出している張本人もブリーダーと名乗っているとペットショップのおじさんが言っていたっけ。

この戦いに勝利できる日がいつになるかはわかりませんが、ぼくのお家は、おかあさんとおばあちゃんが待っているこのお家です。必ず帰ってきます。

また会えるその日まで・・・・・