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空家はこわいよ・・・。

2016.02.02

年明けから、早1ヶ月。

雪が少ないせいか、春に新築予定の方から、問い合わせがどんどん入ります。

・・・・とここまでは例年とかわらずなのですが。

 

最近車で走っていて気になるのが、空家です。

所在地は人気のエリアで、どんどん新築の家が立ち並ぶ中、まるでそこだけ時間が止まったかのような空家を見かけることがあります。

 

おととしくらいから新聞やテレビで「空家対策」を取り上げているのを目にするようになりました。

私は、空家・・・というと、必ず思い出す建物があります。

 

今から6年くらい前のこと。

市内のごく普通の住宅街にその建物はありました。

その当時で築30年と、古いといえば古い建物ですが、実際に現地にいくと、築年数+15年くらいに感じる痛み方でした。はっきり言って、「おばけやしき」

 

自宅兼共同住宅だったので、部屋が沢山あります。ひとつひとつ、空部屋を確認していきました。ある部屋はガラスが割れ、また別の部屋は、壁の断熱材が散乱し・・・。

とどめは、2階の居室を見たとき。なんと、部屋にいながらにして、空を眺めることができる・・・。煙突が折れて、屋根に穴があいてたんです。

ひどい・・・!ひどすぎる・・・。

 

隣の方に挨拶にいくと、なぜかとても歓迎されました。

よくよく話を聞くと、折れた煙突が落ちてきたらどうしようとか、割れた窓から部屋の中に散乱しているものが飛んできて、自分の庭に吹溜るので迷惑していたそう。

お願いだから、早くこの建物をなんとかして、と頼まれました。

確かに、この建物が自宅の隣というのは辛いな、と思いました。

隣の方に聞いてはいたのですが、どうやら、数人で入り込んで居室の中でジンギスカンを焼いて食べていたようで・・・。

 

持主に報告すると、人が勝手に出入りしているのでは、火事や何か事件が起きても

困る、と解体処分を頼まれました。住み着いている人には、早く出ていくよう言ってくれ、と。

幸いなことに、住み着いていた人は、建物を解体するから、と伝えたところ、すぐ

にいなくなりました。

 

いろんな事情はあるのでしょうが、ほっときっぱなしはやめましょうね・・・。

ほんとに怖いです。

 

できれば、ここまでになる前にご相談していただけたら・・・。

 

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